書きたい長編があるのですが、書き始めから上手く収まらず、何とも文が生きていない感じでした。
読むことが楽しかったり、心を動かされる作品というのは執筆の際に筆者の心も動いているはずです。
もちろん例外はあると思いますが、僕はそう思います。
今回書こうと思っていた作品は、一応、大まかな流れと、大まかなエンディングを用意していました。
ある意味で、自分の中では8割は完結している作品なのです。
もちろん、執筆中に脱線して話が長くなることはあるでしょうし、ありでしょう。それは調子が良い時で、普通に書いている時は楽しい事は、楽しいのですが、自分の足りない能力が十分以上に分かりながら、書き進めるのは、楽しさを味わっている余裕がない感じです。
なんとなく言いたいことが伝わっていればいいのですが、つまりはそう言うことです。
無謀ながらもプロの作家を目指すと決めた時に、色々な壁があることは覚悟していましたが、こんなにも早く壁が立ちはだかるとは思ってもいませんでした。
そもそもが、小説家になろうと思い、森沢明夫先生の「プロだけが知っている小説の書き方」という指南書を読み、書いてみた結果ですが。
断っておきますが、これは、森沢先生の本が悪いわけではありません。
非常に分かりやすく、段取りがあってスタートからゴールまでの道筋がキチンと記されている「ガイドマップ」のような感じです。
なのに僕が迷子になってしまったのは、そもそも走り方がわからない可能性もあります。
また、「小説とはゴール(結末)を見つける旅」と森沢先生も本の中でおっしゃられています。
そのゴールが見えてしまって、自分の中で完走しているコースを1から走りやすい道に整備している作業が苦手だということなのかもしれません。
その事をふまえて、解決のために問題をあぶり出し、解決の方法を考えてみたいと思います。
どうぞお付き合いください。
長編小説をマラソンに置き換えてみる
長編小説をマラソンに置き換えると結構、自分が抱えている問題点に気づけるかもしれませんね。
①そもそも走りがわからない。走ることに慣れていない。まだ走れないということ。
②ゴールを見ることが目的になってしまっていて、ゴールが見えてしまった今、自分の中でテンションが下がっている。
③ゴールまで走るのがしんどくて、ペースが乱れて走れない。
④走る順番やペース配分を間違えて、気持ちが乗り切れていない。
⑤準備運動をしないで挑んでいる。
解決策を考える
では、次に先ほど浮上した問題点を一つずつ解体して解決策を練ってみます。
①走ることに慣れていない
まずは、「習うよりも慣れろ」という事かもしれません。
フォームを気にせずに走る事自体に慣れていき、走る事の感覚を覚えて、遅くとも、フォームが汚くとも、走る事を好きになり、走ることが普通にできるくらいに慣れるという事です。
さらに言えば、その後に、フォームを矯正していき、速いスピードで走れるようになり、疲れなくなり、長時間でも走れるようになるという事です。
まずは、慣れるくらいにひたすら走る「書く」事が大事ということがわかりました。
②ゴールを知ってしまってテンションが下がっている
テンションが下がっても気合いで頑張る。これは、一番シンプルかもしれませんが、筆が乗っているとは考え難く。技術が必要です。なので①の後にしか行うことができない秘技だったり、それこそが①であるかもしれません。
ゴールを先に見ない(ゴールを設定しない)で書き始める。という事もやってみれば、案外、自分に合っているかもしれません。
応用としてはルート(プロット)も走りながら考えるという事も面白いかもしれません。
言わば、僕の大好きな自己流っていうやつですね。
それでもやはり基本があって応用であるように、基本が大事になってくるでしょう。
すなわち、常識にとらわれず自由な発想で自分なりのゴールを目指す。
ゴールする事を目的地にしないで、ゴールの先にあるものや、自分でも想像できなかったゴールを見つけるために走る(書く)という事も大事です。
③ゴールまでが長くペースがつかめない
これは、ゴールまで到着する経験を積み、ペースを覚える事しかない気がします。
一番手っ取り早いのが、長編にこだわらないことです。
まずは、ショートショートや超ショートショートから始めて、ゴールする感覚を覚えて、徐々に距離を長くしていく。という練習が必要なのでしょう。
またテーマや要素やキャラクターを少しずつ増やしていくことも有効な手段かもしれません。
まずはハードルを設けない。
次に一番低いハードルを一つ。
その次は同じハードルを二つとか。徐々に難しくしていく感じですか。
難しくなく方向性は自由だけど、テーマをランダムに決めて発想を絞り出す練習もいいかもしれません。
そうやって慣れてきたら、次に挑戦するものは「連作短編」がいいかもしれません。ちなみに、連作短編とは、短編集なのですが、関連した登場人物や設定によって、それぞれの話が何らかの形で繋がっている形式の事を言います。
④走る順番やペース配分が問題
これは先程の③とも関連するように感じるかもしれませんが、ここで言う走る順番とは、見せ方の順番だったり、ペース配分とは、熱量だったりするのだと思います。
なので、プロットがあるのなら、プロットの順番を変えたり、追加や削除をして、プロットを調整してより良い見せ方を工夫すれば、おのずと読んでいても面白く、書いていても楽しく、書きやすい文章になるのかもしれません。
⑤準備運動をしていない
僕は、準備運動をせずに急に全力で走る事はできません。下手をすれば一発でケガをしてしまいます。
アナウンサーも口の運動をするように、作家も何らかの書きはじめる準備運動があるのかもしれません。
探せば、自分に合う方法が見つかるかもしれませんが、見つからない場合は、自分で作るしかありませんね。
僕にはまだ自分の本調子というものがわからないので、それを引き出す方法もわかりません。
調べてみたとしても、きっと僕には合わない気がします。
でも、今後にそういう物を見つけたり、作り出したのなら、このブログでも公開したいと思います。
さて、準備運動とは言わないかもしれませんが、走り出す時に、いきなりトップスピードで走ると、思ったように走れないことが経験上あります。
そういった場合、足がもつれて転んだり、力が入りすぎてスピードが上がらない感じです。車で言えばギアが5速に入らない状況で、エンジンだけフル回転している状況です。
そういった場合は、ゆっくりと助走をしたり、暖機をしてエンジンを暖めるということが大事になってきます。
僕は、本文を書き始める前に、ブログを更新したり、音楽を聴いたり、何かをしてから始めるのですが、それでも書けないということは別の運動でごまかすのではなく、走る道上で、ゆっくりと走り出したりする方が向いているのかもしれません。
すなわち、後で消える事でも、本文中に落書きレベルでも文章を書き始めて、徐々に使える文章に切り替わる事を実行する必要があるのかもしれません。
これは書き終えてから落書きを推敲するのでもいいのですが、少しイメージが違います。
役者がどのように集中するのか分かりませんが、例えば、実際の現場でリハーサルを行う事も大事でしょうし、演技が始まる直前は流石に無言で集中するのでしょうが、その前段階では、気持ちを高ぶらせるために、他の役者さんと雑談したりふざけたりして別のことをして自然に演技に集中できる環境を作っている気がしましす。
それを僕の場合は、キーボードで本文に落書きとして記すということです。
言ってみれば、モンスターズ・インクのエンディングで流れるNG集のような感じです。
これは、後で消される運命にあるのですが、そういった事を気にせずに、自分のペースを掴むために無駄なこともどんどんと、書いていくという手法もありなのだと思います。
そうすれば無意識に出てきた言葉もあるでしょうし、それが自然であり、予想以上に素晴らしいものができるかもしれません。
そうやってできた文章を推敲していけば、きっと味のあるいい文章になっているのではないかと思うわけです。今のように。
今の状況からできること
もしかしたら、僕の状況は、準備運動をせずに急に走り出して、ケガをしている状況と同じなのかもしれません。
それと、今までに書いた①から⑤の事が必要で、それが出来ていないでケガをしているのか、ケガをしそうになっているのかもしれません。
でも、肝心なのは怪我をしないことではなく、走り続けること。すなわち書くことをあきらめない事です。
諦めてしまえば楽ではありますが、楽しくはないでしょう。本当に楽しいのは、クリエイティブな発想ができて、自分の予想以上にいいものができた時、苦労しても自信を持てる作品が出来上がった時、そしての作品で、自分を含めて誰かの心が動くことが喜びであり、幸せな事だと僕は思います。
賞や名誉やお金とか、そういうものは、もちろん欲しいです。
評価される事は非常に光栄なことだと思います。
実際にはその道は険しく、猛獣もいたり、トラップばかりです。
それを一人で歩くか、仲間と歩くかでも達成の難易度は変わりますし、己を知る事で出くわすリスクも減るのではないかと思います。
もちろん、ドラクエラのように誰かの覚えたルーラという魔法により遠くに連れて行ってもらうこともありです。ズルではありません。
僕はひたすらスライムをビシバシと狩る事で自信をつける事が性に合っているのかもしれません。
僕は、ひとまず修行としてスライムをひたすらに倒して、武器を買ったり防具を買ったりして、徐々に自分に自信をつけていきます。
攻略本は読みまくりますが(笑)
では、以上のことを実践し、スライムは素手で倒せるくらいにはなりたいと思います。
レベル5くらい?
それが今の目標です。
最後まで読んで下さってありがとうございました。
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